Log-23


【 森山/切ない 】

可愛いより、綺麗より、好きよりも『愛してる』は特別で。

「やぁ、そこの可愛いお嬢さん。オレ達は出会う運命だったと思わないかい?」

そんな風に誰にでも声を掛ける彼が「愛してる」と、私にしか聞こえないくらい小さな声で言うから。


周りからどんな風に見られても、私は彼の特別。


【 森山/可愛い 】

可愛いより、綺麗より、好きよりも『愛してる』は特別で。

「やぁ、そこの可愛いお嬢さん。オレ達は出会う運命だったと思わないかい?」

そんな風に誰にでも声を掛ける彼が「愛してる」と、私にしか聞こえないくらい小さな声で言うから。


耳を赤くして、目を反らさないと言えないなんて


【 森山/癒し 】

うとうとする私の肩は、トンっと軽い力で押されただけで簡単に傾いた。
落ちた先は、普段からは想像できないしっかりした胸。

「ほら、寝るならココだろ?」

(…由孝のくせに)

そう思っても、瞼は正直に重くなる。

「おやすみ、ハニー」

髪に落とされる柔らかいキスは、そのまま唇へと。


【 森山/微ero 】

うとうとする私の肩は、トンっと軽い力で押されただけで簡単に傾いた。
落ちた先は、普段からは想像できないしっかりした胸。

「ほら、寝るならココだろ?」

そう言って見下ろす目は、妖しく揺れていて。
だけど、私の意識は半分夢の中。

「君は寝てていいよ」

大きな手が、肩を撫でた。


【 笠松 】

大きな手が、私の頬を撫でる。
その撫で方がとても優しくて、私以外にもこの手を知っている人がいるのかと思うと胸が苦しい。

「どうかしたか?」
「ううん」

そんな事言えなくて笑う私。

「…お前だけだ」
「え?」
「オレは、お前しか要らない…から」

「笑ってくれると、嬉しい」


14.01.31